皆さんがご存知のとおり、昭和39(1964)年に開催されました東京オリンピックが、56年後の令和2(2020)年に再び横浜にもやってきます。
1964年オリンピックでは、神奈川県内で3つの競技が開催されました。横浜文化体育館ではバレーボール、三ツ沢公園球技場ではサッカー、相模湖競艇場ではカヌー競技の熱戦が繰り広げられました。
2020年のオリンピックでは、横浜国際総合競技場でサッカー、横浜スタジアムで野球・ソフトボール、江ノ島ヨットハーバーでヨットが開催される予定です。横浜国際総合競技場は、ラグビーワールドカップ2019の開催もあり、7万席の観客席の入れ替えや、芝を天然芝から人工芝を混ぜたハイブリット芝にするなどの改装を行いました。横浜スタジアムでは、2万9千人から6千人座席数を増やし、3万5千人に観客席を増やす工事を実施しています。
2024年4月開館予定のメインアリーナ
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梓設計・アーキボックス・大成建設 設計共同企業体
横浜の中心地では、多くのホテルが開業しています。インターコンチネンタル横浜Pier8、アパホテル&リゾート横浜ベイタワーなどがすでに営業を開始し、ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜は2020年夏にオープン予定です。
スポーツ施設では、障害者スポーツ文化センター ラポール上大岡が2020年1月に開館し、2020年9月に横浜武道館に一般供用を開始します。2024年4月には現在の横浜文化体育館のメインアリーナが開館する予定です。
交通網では、2019年11月30日に、相鉄・JR直通線の開通により、横浜市西部及び神奈川県央部と東京都心部の地域間の速達性が向上しました。また、2022年の下期の開通を目指して、相鉄・東急直通線は、相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅から新横浜を経由し、東急東横線・目黒線日吉駅までの区間に連絡線を整備する工事を進めています。
横浜では、国内外からスポーツを観る人々を迎える準備が着々と進んでいるとともに、横浜の北側に一つしかなかった障害者スポーツ施設が南側にも整備されるなど、障害者のスポーツをしやすい環境の改善が見られました。
それでは、2020年オリンピック後に、私たちの「みる」「する」「ささえる」スポーツがどのように発展していくのかを考えていきましょう。
《その2に続く。》
令和2年2月15日